8月25日(書き者 |
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| 久しぶりに書き者更新。 リアルの雑記のような物ですので 興味ない方はスルーでお願いします。
先日、私の携帯電話に見知らぬ番号から 電話がかかって参りました。
いつぞやかにも書いたと思うんですが、 私は基本的に知らない番号から かかって来た電話には出ません。
しかし、何故かこの見知らぬ番号には 私に電話を取らせる"なにか"があり、
この電話を取る衝動に駆られ、 ユーキは通話ボタンを押したのです。
『はい・・・』
「こんばんわ!」
なんか金子貴俊を更に金子貴俊にしたような 声の高い若そうな男性が 意気揚々と挨拶をしてきます。
『・・・・・・』
「あれ?元気ないですね?こんばんわ♪」
『はぁ・・・』
別に元気ない訳じゃないです。 不審な人物からの挨拶に 意気揚々と答えれるような 器用な人間じゃないだけです。
「えっとですね、ぼ、ぼ、僕はですね」
ドモリすぎです。
「○○トータルプランナーっていう会社に 勤めてるんですが、聞いた事ありますかぁ?」
『ないです。』
「ですよね!!!」
じゃぁ聞くなって。
「っていうか僕今日一日中電話かけてて、 お姉さんみたいな若そうな人にかかったの は、はじ、初めてなんですよぉ♪」
『・・・・おめ(超小声)』
「ぉ、ぉね、お姉さんは何歳ですかぁ?」
『見ず知らずの人に言う必要はないです。』
「えー、じゃ、じゃぁドコに住んでるんですか?」
『ご想像にお任せします。』
とにかく、この金子貴俊を更に金子貴俊に したような声の男、よくドモる。 今にも吹き出しそうなくらいにドモる。
「ぃ、ぃ、今お仕事帰りですかぁ? 普段は、な、なに、何してるんですかぁ?」
『普段から基本的にネットヲタクです。』
「ぁ、ぅん。そうなんですかぁ! ぇっと、ぼ、僕まだ新人なんで うまく喋れてないと思うんですけど、 どう思いますか?」
きっと彼はここで『そんなコトないですよぉ♪』 とかって否定して欲しいんでしょうね。
あまり冷たすぎるのも可哀相なので ここらで一回一応褒めてあげましょう。
『あぁ・・いんじゃないデスカ? 青臭くてトッテモステキデスヨ。』
「わわ、わぁ!ありがとうございますぅ♪」
彼は馬鹿なのか天才なのか? それともたんなるMなのか。 とりあえず始めてユーキの口から出る 暖かい言葉に狂喜乱舞です。
「あ、そういえば僕今日御飯食べてたら 蝉が口に飛び込んで来ちゃいましたよぉ!」
『タイヘンデスネ』
「あ、今の笑う所です!あはははは」
あぁ・・・・拷問だ・・・ この独特な雰囲気。
新人だからこそ、できるであろう この電話相手を無視した 一方的な言葉の投げっぷり! 見事です。
っていうか蝉が入るくらいの でか口で食事ってあんた・・・ 何喰ってたのヨ。
『あの・・要点をサクサク言ってもらえます?』
「あ、そうですか^^ じゃぁ、え、えっとですね、 ジュエリーとか興味ありますかぁ?」
『まったくありません。』
「ですよね!!!」
じゃぁ聞くなって・・・
「僕もこのお仕事するまで 興味なかったんですよねぇ♪」
興味もない職場に就職するなんて。 そしてそんな楽しそうに セールストークできるなんて 彼はなかなかヤリ手のようです。 見習いたいとすら思いました。
「僕の会社ではブライダルジュエリーを 取り扱ってて(ドモリながらグダグダ・・) お姉さんは結婚とか興味ありますかぁ?」
『ないないない!一切ない!!!』
「っていうかお姉さん何歳なんですか?」
いや、もぅマジで。 質問に答えてやったのに 見事にキャッチしてくれません。 投げたら投げっぱなし。 本当に見習いたいデスヨ。
「僕は20歳なんですよぉ♪」
聞いてもないのに教えてくれました。 相手が歳を明かしたのに こちらが歳を明かさないなんて失礼な事を 私はできませんので、答えてあげました。
『56です。』
「え?え?え?そうなんですかぁ?」
さすがに焦っているようです。
「でも声だけはすごく若いですよねぇ♪♪」
普通にすごく失礼な言い方ですね。
『無理してガンバッテマス。』
「あははは!うぇうぇうぇww っていうか笑う所ですよね?」
笑う前に聞きましょうよソレ。
このようなやり取りが20分ほど 続きましたが、耐え切れなくなって ユーキの方からギブアップ。
『あ、犬が産気づいたので失礼します。』
と一方的に言ってリタイアさせて いただきまして。
ってか今思ったけど、金子貴俊(仮名) 名を名乗ってねーじゃねーか。
次TELしてきたら、まず最初に自分の 名を名乗る事を教えてあげます。 まぁ二度とかけてこないだろうけど。
本当、衝動に駆られて取る行動とか ろくな事ないです。 もぉ自分の直感とか信じない。マジで。
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Aug 24 17:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | ☆書き者達 | 管理
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